今回はシンスプリントについて書きたいと思います。
シンスプリントと呼ばれるもののほとんどは、脛骨過労性骨膜炎(英語で Medial Tibial Stress Syndrome)を指し、下腿内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みが発生することを特徴とします。痛みは脛骨に沿ってうずくような鈍痛で始まります。ある一点に集中する痛み(この場合は疲労骨折の可能性も)とは違い、 筋肉が骨に付着するラインに沿って起こります。
多くの場合、不快感は運動開始時に現れ、そのあと消えて運動が終了するとまた戻ってきたりします。
症状が進むにつれ、不快感は段々ひどくなり、運動している最中はずっと持続するようになります。 そして最終的には、ベッドから起きる時や日常生活の他の動作の最中にも痛みが伴うようになってしまいます。
この障害はランナーに多くみられますが、どんなスポーツでも、シーズンの始めや新学期に新入部員がハードなトレーニングを集中的に行った場合に頻発します。
硬い地面の上を繰り返しランニングする、足部を背屈させる(つま先を上げる)筋肉を過剰に使いすぎる、などが原因となります。
春先にかけてのシーズン前のコンディショニングは、屋内の硬い地面(コンクリートなど)の上で行われたりもします。シーズン入りする前に十分なトレーニングをしていない選手は筋力が弱く、こうした環境も手伝って、障害の発生に拍車をかけてしまうのです。
悪いランニングフォーム,足に合わない靴,クッション性のないシューズ、コンクリートでの走り込みやトレーニング,筋肉の酷使,筋力不足,柔軟性不足,扁平足,回内足,O脚 など
また、一般的によく言われる原因として「使いすぎ」「筋力が無いから」「初心者病」などです。
初心者病は、骨や骨膜はストレスを受けて強くなるものなのですが、今まで運動していなかった人が急に過負荷が生じ、骨や骨膜が丈夫になる前に炎症を起こし、炎症が起きたままストレスが加わり、ストレス、炎症の悪循環が起きているものと考えられます。
原因の多くは、下腿(すね)の部分から足部に向かって付いている筋肉がたくさん働き、筋肉と骨が付いている部位(筋肉付着部)が過剰に骨を引き伸ばし、それが繰り返し行われることで起こると考えられてきました。
上図のように、後脛骨筋や長母指屈筋、長指屈筋、上の図にはありませんが、下腿三頭筋(ヒラメ筋)の筋膜と脛骨の骨膜との連結部に炎症が起こる場合もると考えられるという説もあります。
靭帯の機能が弱く土踏まずが下がりやすい人はそれだけ筋肉に頼る必要があり、シンスプリントになりやすいと考えられます。
アーチを支えている筋肉の付着部が引っ張られてしまうことがわかると思います
(文献引用)
当院で行う事
1、まずはアーチをしっかり作る事
2、アーチを作りながらの運動
3、痛みがある部分に直接アプローチ
・アーチを作るのには一番いいのはオーダーメイドで足底板(インソール)を作るのが一番いいですが、
すぐに作れない方は市販の足底板(インソール)でもいいと思います。
・運動に限ってもタオルギャザーといいタオルを掴む運動がありますが、それよりも
ちゃんとアーチを作った状態でタオルを掴む運動の方が効果的です。これもしっかり指導させてもらいます。
・痛みがある部分にマッサージ、ストレッチなどは行いません。直接独自の施術でアプローチをします。
直接痛い部分を矯正すると1度の施術で歩いたり、屈伸が出来るようになります。
シンスプリントは本当に痛みが強く歩くのも困難な事が多いです。
見た目にはさほど何もなっていないので理解もされにくいですが、我慢して続けると
疲労骨折になる事もあります。
そうならない為にも早期の受診をお勧めします。
きっとあなたの力になれると思います。
旭接骨院
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